2019/06/07 15:12

人・モノ・暮らしをむすぶアンティークショップ「モノクラシィ」です。

モノクラシィでは、国や時代を問わず、暮らしの中に気軽に取り入れ楽しめるヴィンテージやアンティークの品々をご紹介していきます。「愛らしい」と感じるままに、手に取り、眺め、使いたい。そう思えるモノたちに出会える場所でありたいと思っています。

 

今回ご紹介するのは、フランスの蚤の市で出会ったワイヤー製のエッグバスケット。20世紀前半のモノですが、正確な時代は不明。

 

 

ハンギングのバスケットで、フックに取っ手をかけて使うものですが、私がこれを見つけた時は、取っ手部分が足代わりになりテーブルに置かれたスタンドタイプでした(下の画像)。取っ手部分が簡単に裏返しでき、少しぐらつくものの(本来は取っ手ですから)、向きを変えても丈夫なのです。

家の中で吊り下げる場所を見つけることって、思いのほか難しくないですか?吊るす場所に困った時は、こうやってスタンドにしてキッチンやお部屋に置くことができます。

 

 
 
 
さらに、このワイヤーバスケットの機能性は収納時に発揮!網部分がスルスルと折りたたまれ、取っ手部分も綺麗に収まり平たくなりますので、片付けや持ち運びに便利なのです。
 
 
 
 
本来の用途であるエッグバスケットとしても利用できますが、タオルやペーパーナプキンなどのキッチン用品を入れたり、グリーンやドライフラワーなどを入れて部屋のインテリアとして楽しむのもお勧めです。また、ご紹介する画像にもわずかに映っていますが、照明でできた網の影を見ていただくと、美しく整った網目が確認できると思います。照明や場所によってはその美しいフォルムの陰影まで楽しむことができます。
 
 
 
 
実は先日、インドでアンティーク蒐集されている方の本を見ていたら、これと同じ形のワイヤーバスケットが掲載されていました。アンティークのエッグバスケットで同類のものはいろいろありますが、全く同じフォルムで、おそらく材質も同じと思われるモノを本で見たのは初めてでビックリしました。
 
イギリスをはじめヨーロッパから多くの人やモノの行き来があったインドだからこそ残っていたのかもしれませんが、古くから日常の生活で使われてきたモノたちが人と一緒に旅をし、新たな地で大切に受け継がれていく姿を感じ、このワイヤーバスケットにも愛着が増しました。
 
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